【歴史探訪】松山城と「坂の上の雲ミュージアム」
2015/12/23
ポンジュースと道後温泉と『坂の上の雲』の街、愛媛県松山市に行きました。仕事が終わって飛行機の時間まで少し空いたので、松山城に行きました。リフトに乗って6分で天守閣がある山頂に到着します。
大天守は1852年に再建されたものなので、戦国時代の雰囲気は感じません。それでも、歴史を感じさせる石垣を見ながら石段を歩き、急勾配の階段を上った最上階にある広間から松山の街を見下ろすと、おそらく何百年も変わらない瀬戸内の景色が一望でき、武将になったかのようなロマンを感じます。
松山城の築城に着手したのは、加藤嘉明です。賤ヶ岳の七本槍の1人なので、脳筋の武闘派武将のイメージが強いですが、この城を見る限り、築城の名手であることがうかがえます。
松山城ロープウェイ乗り場から5分くらい歩くと、「坂の上の雲ミュージアム」があります。
司馬遼太郎がいなかったら、秋山好古・眞之兄弟は単なる軍人だったわけですが、『坂の上の雲』によって、日本を世界に比肩する国家へと導いた英雄となりました。司馬遼太郎は、自分が生きている間は『坂の上の雲』の映像化を許しませんでした。戦争や軍国主義の奨励につながると考えたからだそうです。
ちなみに、地元の60代後半の方に「松山の一番の英雄は誰ですか?」と聞いてみました。すると、予想に反して、日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を破った秋山好古・眞之兄弟ではなく、「もちろん正岡子規!」という答えが返ってきました。
次は一泊して、ちゃんと道後温泉にも入りたいです。