MBAを目指すことを決意した理由
2015/12/23
今年の4月から国内の大学院に進学し、MBA取得を目指すことにしました。学びたいことは、「マーケティング」、「組織人材マネジメント」、「ソーシャル・ビジネス」です。
公的機関で働きつつNPO活動に理事として関わる中で、社会的な課題を非営利組織の力だけで解決することは難しいと実感しました。これからの日本で、社会的な課題の解決策を導き出して、社会にイノベーションを起こすためには、次の3つが協働することが不可欠です。
①マイナスをゼロに変える行政の役割
②ゼロをプラスに変える非営利組織の役割、
③プラスをさらにプラスに変えていく企業の役割
そして、これらを”つなぐ”ためには、3者がwin-win-winの関係になることが必要です。そのキーは、カネとヒトが脆弱な非営利組織では力を入れることが難しい「マーケティング」にあるのではないかと考えています。
また、公的機関・NPOなどの非営利組織では、経済的な動機づけだけではなく、個人が潜在的に持つ「社会の役に立ちたい」という意欲を刺激することによって、成果が大幅に向上するという特性があります。そこで、非営利組織のスタッフやボランティアに団体のビジョンを共有して、モチベーションを維持できる「組織人材マネジメント」が重要になります。
1年くらい前からこのようなことを考えていたのですが、去年の年末、ほんの小さなきっかけが背中を押してくれて、MBAにチャレンジすることを決意しました。
ソーシャル・ビジネスの分野で新しいビジネスモデルを構築できる力と、異なる価値観を持つ人との議論を通じて、確固たる自分の判断軸と切磋琢磨し合える人的ネットワークが得られることを楽しみにしています。
あと、MBAを目指すにあたって、ソーシャルビジネスに関する2つの仮説を立てました。
1つは企業のCSR戦略に関するもの、もう1つはアントレプレナー(社会起業家)に関するものです。これらも2年間かけて検証しつつ、考えをまとめていきたいと思っています。
公的機関での広報の仕事、NPOの理事、MBA大学院生と、3つの両立は僕の人生の中で最も負荷が大きい2年間になりそうです。でも、どれも自分のキャリアを作って人生を豊かにするためには、妥協できないものなので、やり遂げたいと思います。